RADWIMPSの壮大なMVと言われているYOUR NAMEを観てきました。
雰囲気とテーマが好きです。

ネタバレ含んでるのでご注意。


RADの曲やたら使われててちょっと面白いくらいでした。
いやあれで世界観が形作られているし違和感を感じたわけではないんですけど
主題歌と広報曲が違う上に7曲くらい使われてましたよね?多いわww

それはともかく、主人公二人どちらにも感情移入できるのがすごすぎる……。
普通ああいう描き方って破たんしやすいと思うんですがそれが全く無かった。
最初は女の子の三葉視点から始まり、
後半は男の子の瀧視点で紡がれていくのが斬新。

二人の入れ替わりの最中にトイレに行ったり胸を触ったりという描写がなされていたのもポイント高い……。
そう、それって絶対に向き合わなきゃならない壁なんですけど、物語の中ではえてしてはぶかれてしまったりしますよね。
でもそれをちゃんと描いていたのが丁寧だなぁ、と。

新海誠監督の作品は全て拝見しています。
どれも感情、細かな動作、みずみずしい風景と涙、繊細なものを描きたいのだなということが伝わってきて
その新海節とも言うべき繊細さは今回も変わらず存在していました。
隕石の美しさとか、あーこれ描きたかったんだろうなーて思います。
「珍しい現象をこの目でみられてなんて幸運なんでしょう」というようなことをテレビのアナウンサーが言っているのがなんとも切なくて好きです。
幸運だと皆が思い、瀧自身その美しい景色を楽しんでいるが実は悲劇の始まりだという描写は切なくて美しい。

ただ、監督が描きたかった部分は非常にわかりやすいのですが
監督にとってそれほど重要ではないのであろう世界観設定、SF的辻褄の部分は気になる点が多かったです。

見終わったときにも「なんで五年も経ってしまったんだ……」というところがもやもやしてしまってすっきりできませんでした。
あれ、瀧の就活面接で彼の夢を語らせたかった以外に特に理由無いですよね。
大人の女性に成長した三葉を描きたいというのもあったかもしれない。
でもな~~~~~別にそこ求めてないからな~~~~~
三年分成長した三葉で充分だよな~~~~~

以下備忘録的に箇条書き。

・携帯通じないのはいいけど片方は違う人にかかるなどすればよかったのでは。圧倒的に間違っている感があってもよかったのでは。
・名前忘れる必要あったのか……
↑二人が三年前に会ってたのを忘れるためだとしても、 三年前のことは忘れててもいいような気がする。三葉の顔を覚えてないのは普通のことだと思う。
・つまりタイトルに作者が引っ張られていたのではないかとか……
・三葉、東京まで瀧に会いに行って探し回るけど、登校してるんだから家の場所がわからないのは不自然
↑忘れてるのか……忘れる設定都合良いな……
・互いの情報に住所は無かったのか
・瀧は割と乱暴な性格のはずがそれが全く出ていなかったのでその設定必要だったのだろうか……それよりも絵を描くのが上手いって方がストーリー的にも就活にも活かされていたのでそっちのイメージの方が強い。
・なんで五年も経ってしまったんや……瀧の就活面接シーンをやりたかった以外の理由が見当たらない。
・三年はまぁ適切かなと感じる。
・瀧が調べた図書館の本の情報はなんだったんだ?→二人が直接会って元に戻った時点で瀧はもといた場所とは別の並行世界にいる?
・ノーブラでバスケしたら絶対痛くて仕方ないのでそれを瀧に言ってほしかった。 

ていうか瀧と声優を務めている神木君のイメージがピッタリすぎて声優ベストチョイスですよ……
山登りの時におばあちゃんをおんぶする瀧くんに女性陣の心は間違いなく奪われますよね。

あとは瀧が三葉を好きにならないはずがないのでわざわざ好きだって書くのはわかってるから;;;って思ったけどまぁそれで三葉が立ち上がる後押しになったんだからいっか……
よく恋愛ものって「なぜ好きになったのか理解できない」ということが起こりがちですが、このストーリーだと絶対好きになっちゃいますよね。

以下は完全に好みの問題なのですが
『男性が思い描く幻想の年上女性』が私は好きではないので瀧と三葉が五年後に再開するシーンがどうにももやっとしてしまった。
本当に五年も経たなくてよかった。
三葉のことが魅力的に見えなかったんですね……それにきっと監督好みの女性に成長してるんだろうなと思うと好きになれなくて。
奥村さんでおなかいっぱいです。奥村さんが嫌いなわけではない。あんな人いませんけどね。

こんな具合でいろいろと掘り起こして思い出すので印象に残ったといえるかもしれません。
良かったか良くなかったかで言えば良かったのかもしれない。
なんせ映像がきれいだし主人公二人もかわいいしかっこいいし登場人物みんな好きになれるキャラクターだし切ないしクライマックスは盛り上がるし。

でも新海誠監督作品は『星を追う子ども』が好きです。
うーんあの監督の好きな物、理想の女性像以外全部私も好きです。

以上。